想楽舎は、バロック音楽の鍵盤楽器チェンバロを中心とした古楽器によるコンサート・演奏会の企画・運営を行なっています

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活動履歴 2007年12月 試奏見学ツアー

野村満男氏(楽器学)と訪れる 浜松市楽器博物館 チェンバロ&フォルテピアノ試奏見学ツアー 2007/12/16

野村満男氏(楽器学)と訪ねる 浜松市楽器博物館

チェンバロ&フォルテピアノ試奏見学ツアー

 ツアー詳細


浜松市楽器博物館への2度めのツアーを催します。昨年の第1回は、参加者の皆様から好評をいただくことができました。
チェンバロやフォルテピアノの演奏者・学習者にとって、オリジナルを試奏し、弾いた時の感触と音を体感することは、貴重な経験となるという主旨で、古楽研究会Origo et Practicaが主催します。
世界的に博物館のオリジナル楽器に触る事は禁じられる傾向にあり、浜松でも通常は、オリジナル楽器に触ることはできないため、希少な機会と言えましょう。
往路車中では、野村氏による事前レクチャーが行なわれ、見学楽器の由来や構造、また裏話をも知ることができます。
愛好家の方も、ぜひご一緒に。間近でオリジナル楽器の音と姿を体験しませんか。
*試奏は、楽器の保護の為、チェンバロ・フォルテピアノ演奏家、 既習者に限らせていただきます。
*次回の確約はできません。この機会をお見逃しなく!
                                → 野村満男プロフィール  → 詳細

<掲載情報>
 ・東京コレギウム「ブログ「第2回 浜松楽器博物館バスツアー」
  http://tokyocollegium.blog110.fc2.com/blog-entry-7.html


<第3展示室 =地階=>
ヨーロッパの鍵盤楽器が並びます。
オルガン、クラヴィコード、チェンバロ、ヴァージナル、スピネット、ピアノ。 国宝級といってもいい1765年ブランシェ製作のチェンバロ、ベートーベン、シューベルト、ショパンなど有名な作曲家が生きていた頃のピアノ〈フォルテピアノ〉など、鍵盤楽器の美しさと多様さを紹介します。(HPより)
http://www.gakkihaku.jp/jyousetu/index.html


野村満男氏(楽器学)と訪ねる 浜松市楽器博物館 チェンバロ&フォルテピアノ試奏見学ツアー   
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→ 去年の様子 古楽研究会活動報告
   
日程
   2007年12月16日(日)
参加費
   参加費 19,500円
    日帰り・2食付き(博物館入場料・講座受講料・保険料を含む)
    往復とも大型サロンバス利用(トイレ付)
募集人数
    20〜30名
行程
 <往路>
  
9:00
新宿駅西口 スバルビル付近 出発
  〜車中にて、事前レクチャー開催〜
  13:00〜14:30 浜松市 到着
  〜昼食:老舗うなぎ店を予定〜
  14:30〜  楽器博物館 自由見学後、
   チェンバロ及びフォルテピアノ試奏見学
 <復路>
   18:30 浜松市 出発
  〜夕食:車内でお弁当〜
 浜松、小田原にて、希望者は途中解散可能
  21:30〜22:00 小田急線厚木駅付近 到着 → 解散
  *交通事情等で、やむを得ず、変更されることがあります。ご了承ください。
申込み・問合せ
   想楽舎 TEL 03-3530-7280  FAX 03-6806-0633
   E-mail : sougakus@rk2.so-net.ne.jp
申込み受付〆切
   2007年12月10日
   *募集人数が大幅に下まわる場合は、鉄道利用となり、行程・料金が変更される事が あります。ご了承下さい。
     *〆切後でも、人数に余裕のある場合は、申込みを受付けます。お問合せください。

 博物館に行こう 〜なぜピリオド楽器研究か たとえば初期ピアノ〜


                        別著『Mozartファミリーのクラヴィーア考』から加筆要約

オーケストラの世界でさえピリオド楽器や奏法を無視できない趨勢となり、今後、音楽博物館の存在意義は高まる予感がします。

Mozartは1777年の有名な手紙に、のちにウイーン・アクションの代表格となるシュタイン・ピアノのダンパーが効果的で、「すぐ聞こえなくなる」と書いています。一方、英国系ダンパーは響き抑止の効果が弱く、残響=アフター・リングが長くなります。もっとも英系でも、ダンパーのフェルトを変えユニットを重くすれば残響は減らすことができます。
「すぐ消える」ウイーン・ピアノ対「残る」英国ピアノの響きの問題は楽器性能の違いにとどまらず、そののち、楽曲の作り方、表現の仕方に影響を与えていきます。
例えば、<<月光>>第一楽章全体、<<ヴァルトシュタイン>>終楽章にあるダンパー解放指示や、緩徐楽章でレガートや響きの効果のためにペダルをたっぷり使ったという同時代者の証言からは、英国系ピアノへのBeethovenの憧憬感が窺えます。ウィーン・ピアノ使用時代の初期作品、<<テンペスト>>第一楽章冒頭は英国系ピアノではやや不明瞭となりますが、
1803年に入手したエラール・ピアノから生まれた<<ヴァルトシュタイン>>は、Pedとかのような指示による多くのペダル記号の書かれた最初のソナタで、音域の可能性だけではなく英国系ピアノに対応した作品だったのです。つまり、英・獨ピアノ間で違うダンパーの効果を調べることは単なる好古・懐古趣味ではなく、作曲家の耳にした楽曲というソフトに繋がり「譜読みと解釈」という考現学にシフトしてきます。

歴史的背景を勉強し、実際に昔の楽器を触ってみると、ヨーロッパ各地を巡って何となく香りを付ける程度の学習をするよりも直接頭で理解でき勉強になります。工業製品として完成度の高い現代ピアノを「12等分律」で弾けば満足、という方はまだ多数派です。しかし、ピリオド楽器を知っていると知らないでは19世紀半ば以前の楽曲理解に大きな差が生じるのです。

                                → 野村満男プロフィール  → 詳細


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